ホンダコレクションホール・リニューアルオープン② [モビリティリゾートもてぎ]
前記事の続きです…
リニューアル前の2階3階フロアは 北棟と南棟で二輪と四輪を分けていましたが
リニューアル後は 年代順のテーマと それを象徴する車両が区別なく展示されていました
ホンダを語るうえで 世界最高峰の二輪レース挑戦は外せません
1961年 ロードレース世界選手権 第2戦ドイツGPにおいて
日本人ライダーが初優勝した伝説のマシン RC162(№100)
国さん(故・高橋国光)のマシンは いつ見てもカッコイイです
1963年登場のT360と 1964年登場 S500...
二輪から四輪へ ホンダの挑戦が始まりました
”自動車をやる以上、一番困難な道を歩く。”
その言葉の通り 世界最高峰の自動車レース ”F1” 挑戦...
以後 二輪も四輪も 世界チャンピオンになるのですから
レース屋ホンダの技術は 本当に凄いと思います
ホンダZ(1971年)... めっちゃ懐かしい~
子供の頃によく見かけた 私と同世代の N360(1967年)
シビックからアコードCVCC(1976年)へ...
展示車を見るたびに 懐かしいの言葉ばかり出ちゃいます(笑)
第二期F1参戦となった ’80年代後半~'90年代前半は 日本国内のF1ブーム...
セナ、プロスト、マンセル、ピケが ホンダエンジンでチャンピオンを争い
日本人初のF1フル参戦となった中嶋悟が ホンダのマシンで粘りの走りを魅せるなど
とても良い時代のF1マシンが展示されています
シティ(1981年)とプレリュード(1983年)...
'80年代を代表する人気車種が揃い踏みです
初代 トゥデイ(1985年)
ライフの生産終了以降 11年振りに軽自動車が復活...
今井美樹さんと岡村孝子さんのCM曲「はぐれそうな天使」が脳裏に流れます(笑)
斬新なデザインの アコード エアロデッキ(1985年)
当時のホンダのクルマは デザインが秀逸でした
インテグラタイプR (1995年) とシビックタイプR (1997年)
タイプRといえば やはりこの2台...
私的にこのシビックタイプRが一番好きです
”レース屋ホンダ” と言われるだけあって
いつの時代も ホンダは レースをやって結果で技術を証明する
これが魅力ですよ
自動車最高峰のレース ”F1” において
現在エンジンのサポートを行っているレッドブルは
2022-2023年において コンストラクターズチャンピオン
2021-2023年において フェルスタッペンが3連覇を飾るなど
現在 最強のチームとなっています
ホンダジェット
ホンダは2015年から航空機の世界に新規参入...
翼の上にジェットエンジンを載せる発想が凄いです
この他に ASIMOなどのロボットも展示されていました
企画展用に展示されていた ボンネットレスのN360(1967年)
あのクルマは何?と人が集まっていたのは
特別展示された 見たことのないクルマでした
ベスパ400(1958年)...
ホンダと同じく二輪メーカーが自動車参入?
スクーター以外にも このようなマイクロカーを作っていたんですね
超レア車のため 6月30日の企画展終了以降は お目にかかれないかも...
ホンダコレクションホール・リニューアルオープン① [モビリティリゾートもてぎ]
ホンダの ”夢と挑戦の物語” を語り継ぐ施設
ホンダコレクションホールが今年3月にリニューアルオープンしました
どのように変わったのだろう?と興味があったので
先日 Enjoy Hondaで訪れたついでに ちょっと覗いてみました
今回は1階フロアを 次回記事では2階3階のフロアを報告します
エントランスに入って 真っ先に目を引いたのが ホンダジェット
こんな大きなものを 正面玄関からよく搬入できたなと感心します
機内を見学できるとのことで 長蛇の列ができていました
それでは機内を覗いてみましょう
ホンダは二輪や四輪ばかりでなく 農機具やロボット
そしてこのような飛行機まで作るのですから 凄いですね
エスハチ(S800) も いいなぁ...
燃料タンクが 湯たんぽですよ(笑)
1962年に登場したものの市販化されなかった 幻の”S” こと
ホンダスポーツ360(復刻モデル)が展示されていました
思い起こせば10年前に S660CONCEPTの隣に展示されていました
ミュージアムショップの前を通り
ライブラリー&デザインギャラリーコーナーへ...
1962年創刊の カーグラフィックが展示されていました
(残念ながら創刊号は見当たらず...)
ちなみに私の前職(製紙工場勤務時代)では
このCARグラフィックの印刷用紙(二玄社向け)を製造していました
私が生まれた1968年2月号の CARグラフィックを手に取り
どんな記事が掲載されているのだろうとページをめくってみました
まるで 56年前にタイムスリップしたかのような...
こんな体験は なかなか出来ませんよ(笑)
ロータス・ヨーロッパのテスト記事が掲載されていました
広告には 懐かしいホンダN360が...
当時の販売価格は 31万3千円だったのですね
ウラ表紙には 日産サニーの広告が載せられていました
当時のCARグラフィックは 定価350円で買えたんだと驚き...
歴代の名車をポケバイに...
これは 欲しくなりますね
次回は 2階3階のフロアを報告します
市営けやき平キャンプ場でキャンプ [キャンプ]
遠くに海(太平洋)が望めて 気持ちいい~
Enjoy Honda 2024を楽しんだ翌週の休日(5月末)...
地元の市営けやき平キャンプ場でキャンプを行いました
こちらのキャンプ場でお世話になるのは 4月に引き続き2回目です
管理人さんにお勧めのサイトを聞いてみると
こちらの5番サイトが良いと思いますよ...との事なので
素直に5番サイトにテントを張ることにしました
子供とキャンプを楽しもうと 20年ほど前に購入したテントですが
結果 数回ほどしか使用していないため
まだまだ十分現役で頑張ってもらっています
年代物のテントに 最近購入したソロ用のタープで小川張りを試みましたが
さすがにソロ用のタープはちょっと小さかったですかね?
まぁ 良しとしましょう(笑)
今回は一泊するため 前回よりも大きめの焚火台を準備...
バゲットを軽く焼いて...
今回は海老のアヒージョを作りました
プリプリ熱々で とても美味しかったです
続いて ホタテのアヒージョも美味しかったです
アヒージョは油がいっぱい跳ねるので 家で食べるよりも
キャンプのように外で食べたほうが油跳ねも気にならず
より美味しく食べられますね
さぁ焼肉!と思ったら まさかの大失態!!
網を忘れてきてしまいました
なので 間に合わせの小さな網で焼肉をする事に…
まぁ こんなこともあります。。。
だんだんと日が落ちてきましたよ…
パチパチと音を立てながら 燃える炎が心地よい…
焚火の炎は ず~っと見ていられます
山の中腹にあるキャンプ場だけに 日が落ちるとめっちゃ寒い!
焚火で暖を取りながら 星空を楽しむ事にします
満月から数日経っていますが 丸い月を拝めました
星空がめっちゃ綺麗だったのですが
残念ながら カメラを使いこなせず上手く撮れません
およそ1時間頑張ってみましたが 全然駄目...
見えているのに撮れない… 悔しいです
夜になると 昼間は聞くことのなかったフクロウや獣?の鳴き声が…
炊事場とトイレは24時間照明が点いているので 気分的に安心です
翌朝...
ウグイスなど 小鳥のさえずりは ウェルカムですが
4時過ぎから騒ぎまわっている子供たちの声で 目が覚めてしまいました
確かに明るくなってきたとはいえ まだ寝ているキャンパーもいるので
騒ぐ子供の親は その辺のことをきちんと注意してもらいたいですね
朝食は簡単に こんな感じです...
このあと鳥のさえずりを聴きながら 珈琲を飲み
まったりとした時間を チェックアウトまで過ごしました
穴場のキャンプ場?的なこともあり
ゆったりとキャンプを楽しむことが出来ました
猛暑が来る前に また訪れたいと思います
【市営けやき平キャンプ場】
Enjoy Honda 2024 (Honda Collection Road) [モビリティリゾートもてぎ]
(前記事の続きです)
5/18(土)~19(日)モビリティリゾートもてぎで催された Enjoy Honda 2024...
Enjoy Hondaは ほぼ毎年訪れているため 似たような報告もつまらないかなと思い
2024年だからこその企画「Honda Collection Road」を取り上げてみました
目的の会場へ向かう前に ちょっと寄り道...
グランドスタンドプラザの特設ステージには 角田裕毅が駆る今年のマシン
Visa Cash App RB F1 Team 「VCARB-01」が展示されていました
今年の角田選手は 日本GP(鈴鹿)でもポイントを獲得するなど
昨年以上に各レースでポイント圏内を力走し 活躍しています
そしてトロロッソ・ホンダを思わせる ブルーのマシンがカッコイイです
グランドスタンドから 目的の展示会場を覗いてみると
レーシングコースのスターティンググリッドに
歴代のホンダF1マシン8台がズラリと並んでいます
夢のようなこの光景は ホンダのイベントならではですね
ホンダ F1参戦60周年特別企画「Honda Collection Road」は
5/18(土) 12:25~13:25と 5/19(日) 10:15~12:35のみ...
という事で 前記事のトライアル世界選手権観戦の合間をみて
初日の1時間 このスターティンググリッドへ足を運びました
ポールポジションの位置から 順にマシンを観ていきます
① Honda RA271(1964年)
60周年の記念ロゴにも描かれた ホンダ RA271は
2輪用レーシングエンジンの技術をつぎ込んだ
1.5L V12 DOHCエンジン(125cc × 12気筒)と
自製シャーシーによる 純粋なホンダ最初のF1マシンとして
60年前の1964年8月にドイツGPでデビューしました
② WILLIAMS Honda FW10(1985年)
1.5L V6 DOHCツインターボエンジン(RA165E)を搭載し
ナイジェル・マンセルが悲願のF1初優勝を飾った
ウィリアムズ・ホンダ黄金期スタートのマシン”FW10”
展示車両は ”レッド5” こと マンセルのマシンでした
ちなみに 私が Canon製のカメラを選ぶようになったのは
翌年のウィリアムズ・ホンダ FW11や 翌々年のFW11Bの大活躍と
そのスポンサー企業が Canonだったからという単純な理由からです(笑)
③ Honda MP4/7A(1992年)
紅白のマルボロカラーを纏った マクラーレン・ホンダ
”音速の貴公子”こと アイルトン・セナが駆ったマシンであり
そしてホンダV12エンジンを搭載した最後のマシンです
1992年と言えば ”伝説のモナコGP”が思い出されます
今年は セナが亡くなった1994年から丁度 30年になりますね
④ Jordan Honda EJ12(2002年)
2001年イギリスF3チャンピオンの佐藤琢磨が
ホンダの後押しを受けてF1デビューを飾り
最終戦の日本GPで5位初入賞となったマシンです
⑤ B・A・R Honda 007(2005年)
3年連続 ジェンソン・バトンと佐藤琢磨のコンビで戦ったマシンです
ラッキーストライクのタバコ広告が どこか日の丸にも見えてカッコよかったのですが
この2年後(2007年)からは タバコ広告が全グランプリで禁止になりました
⑥ McLaren-Honda MP4-30(2015年)
2008年以来 7年ぶりにホンダがF1復帰!
マクラーレンとホンダが再タッグを組み常勝を期待されましたが 散々な結果に...
ハンガリーGP予選において ピット入り口で止まってしまったマシンを
アロンソが自らマシンを押してガレージに戻る姿を思い出します
パワー不足に加え 終始トラブルと信頼性のなかったマシンと記憶していますが
2026年 アストンマーチンとホンダがタッグを組むことが発表され
再びアロンソがドライバーとしてホンダエンジンのクルマを乗るとみられますが
今度こそはマシンに泣かされず 素晴らしい結果を残せると良いですね
⑦ Red Bull Toro Rosso Honda STR14(2019年)
冒頭に紹介した 角田選手が駆るマシンに似た
鮮やかなブルーのボディカラーがとてもカッコイイです
⑧ Oracle Red Bull Racing RB20(2024年)
F1 4連覇を目指す マックス・フェルスタッペンのマシンです
2026年からはフォード製のエンジンを搭載するので
今後のフェルスタッペンの去就が気になります
RA271から順に8台のF1マシンを見てきましたが
外観を見ると やたら大きなクルマになったな… と実感しました
先日行われたモナコGPでも思いましたが
あの市街地の狭いコースに これだけ大きくなったマシンでは
オーバーテイクするなんて無理ですね
結果 今年のモナコGPは非常につまらないレースでした
もっとゆっくり観ていたかったのですが 展示時間1時間は短すぎ…
博物館(コレクションホール)に展示されたF1マシンを観賞するのも良いですが
今回のように太陽の下 サーキットのスターティンググリッドに並べられたマシンは
エンジンを始動し走り出すのではないかという雰囲気があって とても良かったです
次の記念イベントは 5年後?または10年後かな?
新たにどんなマシンが並べられるのか楽しみです
今年は念願だったトライアル世界選手権を観戦でき
歴代のF1マシンも見られるなど 満足のEnjoy Hondaでした
来年はどのようなイベントが開催されるのか楽しみです
2024トライアル世界選手権 Round1 日本GP [モビリティリゾートもてぎ]
2024/5/18-19 モビリティリゾートもてぎで行われた Enjoy Honda 2024 および
同日に開催された トライアル世界選手権 第1戦 日本GPを観戦してきました
(トライアルは 計12セクションのうち セクション10-12を観戦)
当ブログでは過去にもトライアルバイクを何度か紹介していますが
(バイクの免許も持たないのに 好きなんですよね 笑)
今回はこれまでのショーではなく 真剣勝負の世界選手権!
しかもシーズン開幕戦とあって 選手の緊張感がピリピリと伝わってきました
(以降の写真は2日間をまとめ 順不同で掲載しています)
中央エントランスには トライアルのルールや見所が紹介されていました
トライアルは バイクの操作技術を競い合う競技で
この日本ラウンドでは 12のセクションを2日間で2周し
いかにミスなくスムーズに走破できるかを争います
ちなみに大会は TRIAL GP, TRIAL GP-WOMEN, TRIAL 2の3部門
国内外約60名のライダーがエントリーされていました
歴代チャンピオンの紹介とそのバイクが展示されていました
見渡してみると 中央の2004年には 日本人唯一の世界チャンピオン
藤波貴久(現・レプソルホンダ監督)が紹介されていました
2007~2023年と 驚異の”17年連続”チャンピオン
トニー・ボウのバイクが展示されていました
ちなみに屋内で行われるXトライアルにおいても
同様に2007~2023年 ”17年連続チャンピオン”という
両シリーズ17連覇(合計34連覇)の史上最強絶対王者です
レプソル・ホンダ・チームから参戦の
王者 トニー・ボウとガブリエル・マルセリ
ホンダのホームラウンドもてぎで 優勝が期待されます
【セクション10】
岩盤の露出した急斜面を駆け登る もてぎで人気の名物セクションです
アクセル全開で駆け上がる迫力や ライダーのテクニックが凄い!
会場からの歓声や拍手が 選手たちを後押しします
【セクション11】
こんな大きな石や斜面も バイクで登ってしまうのか...
などと ライダーのテクニックに見入ってしまいました
トライアル競技における 若き才能
前年度世界選手権3位のガブリエル・マルセリ(24歳)
会場からの拍手と声援に応えます
壇上にジャックナイフで登場したのは
2日間とも単独トップの トニーボウ
王者だけに テクニックと安定感が半端ないです
【セクション12】
最終セクションとなるセクション12では
茨城県桜川市から提供された御影石や
同じく茨城県土浦市から提供されたヒューム管
モビリティリゾートもてぎ内で伐採された大木などが配置され
全方位 360度どこからでも観戦できるエリアとなっていて
同日開催 Enjoy Honda 2024 の来場者も多く観戦していました
トライアル女子部門 世界タイトル9回獲得の
女王 エマ・ブリスト
トップカテゴリーの トライアルGP部門では
大木をバイクで駆け登るテクニックに
会場から歓声と拍手が沸き起こります
いとも簡単?に ノーミス(クリーン)でクリアしていくのは
王者 トニー・ボウ
世界のトップライダーが競い合う中で
異次元の安定・安心感...
最終セクションを前に 2位に大差で勝利を決定付けました
2位争いを繰り広げていた ガブリエル・マルセリは惜しくも3位確定...
優勝が決定しコーチと共に喜ぶ トニー・ボウ...
18連覇へ向け 幸先の良いスタートとなりました
トライアルGP 2日目の表彰式...
1位 トニー・ボウ
2位 アダム・ラガ
3位 ガブリエル・マルセリ
レプソル・ホンダとしては 1位と3位の表彰台を獲得し
ホンダのホームランドで 素晴らしい結果となりました
トライアルGP 女子の表彰式...
女王 エマ・ブリストが優勝しました
(トライアル2の表彰式は撮り逃しました)
解説を行ったのは 日本を代表するトライアルライダー
全日本トライアル選手権 13回制覇の小川友幸選手(右)と
若きトライアルライダー 武田呼人選手(中央)でした
次回記事は 同日開催 Enjoy Honda 2024 の中から
ホンダF1参戦60周年記念 特別プログラムを紹介の予定です