Enjoy Honda 2024 (Honda Collection Road) [モビリティリゾートもてぎ]
(前記事の続きです)
5/18(土)~19(日)モビリティリゾートもてぎで催された Enjoy Honda 2024...
Enjoy Hondaは ほぼ毎年訪れているため 似たような報告もつまらないかなと思い
2024年だからこその企画「Honda Collection Road」を取り上げてみました
目的の会場へ向かう前に ちょっと寄り道...
グランドスタンドプラザの特設ステージには 角田裕毅が駆る今年のマシン
Visa Cash App RB F1 Team 「VCARB-01」が展示されていました
今年の角田選手は 日本GP(鈴鹿)でもポイントを獲得するなど
昨年以上に各レースでポイント圏内を力走し 活躍しています
そしてトロロッソ・ホンダを思わせる ブルーのマシンがカッコイイです
グランドスタンドから 目的の展示会場を覗いてみると
レーシングコースのスターティンググリッドに
歴代のホンダF1マシン8台がズラリと並んでいます
夢のようなこの光景は ホンダのイベントならではですね
ホンダ F1参戦60周年特別企画「Honda Collection Road」は
5/18(土) 12:25~13:25と 5/19(日) 10:15~12:35のみ...
という事で 前記事のトライアル世界選手権観戦の合間をみて
初日の1時間 このスターティンググリッドへ足を運びました
ポールポジションの位置から 順にマシンを観ていきます
① Honda RA271(1964年)
60周年の記念ロゴにも描かれた ホンダ RA271は
2輪用レーシングエンジンの技術をつぎ込んだ
1.5L V12 DOHCエンジン(125cc × 12気筒)と
自製シャーシーによる 純粋なホンダ最初のF1マシンとして
60年前の1964年8月にドイツGPでデビューしました
② WILLIAMS Honda FW10(1985年)
1.5L V6 DOHCツインターボエンジン(RA165E)を搭載し
ナイジェル・マンセルが悲願のF1初優勝を飾った
ウィリアムズ・ホンダ黄金期スタートのマシン”FW10”
展示車両は ”レッド5” こと マンセルのマシンでした
ちなみに 私が Canon製のカメラを選ぶようになったのは
翌年のウィリアムズ・ホンダ FW11や 翌々年のFW11Bの大活躍と
そのスポンサー企業が Canonだったからという単純な理由からです(笑)
③ Honda MP4/7A(1992年)
紅白のマルボロカラーを纏った マクラーレン・ホンダ
”音速の貴公子”こと アイルトン・セナが駆ったマシンであり
そしてホンダV12エンジンを搭載した最後のマシンです
1992年と言えば ”伝説のモナコGP”が思い出されます
今年は セナが亡くなった1994年から丁度 30年になりますね
④ Jordan Honda EJ12(2002年)
2001年イギリスF3チャンピオンの佐藤琢磨が
ホンダの後押しを受けてF1デビューを飾り
最終戦の日本GPで5位初入賞となったマシンです
⑤ B・A・R Honda 007(2005年)
3年連続 ジェンソン・バトンと佐藤琢磨のコンビで戦ったマシンです
ラッキーストライクのタバコ広告が どこか日の丸にも見えてカッコよかったのですが
この2年後(2007年)からは タバコ広告が全グランプリで禁止になりました
⑥ McLaren-Honda MP4-30(2015年)
2008年以来 7年ぶりにホンダがF1復帰!
マクラーレンとホンダが再タッグを組み常勝を期待されましたが 散々な結果に...
ハンガリーGP予選において ピット入り口で止まってしまったマシンを
アロンソが自らマシンを押してガレージに戻る姿を思い出します
パワー不足に加え 終始トラブルと信頼性のなかったマシンと記憶していますが
2026年 アストンマーチンとホンダがタッグを組むことが発表され
再びアロンソがドライバーとしてホンダエンジンのクルマを乗るとみられますが
今度こそはマシンに泣かされず 素晴らしい結果を残せると良いですね
⑦ Red Bull Toro Rosso Honda STR14(2019年)
冒頭に紹介した 角田選手が駆るマシンに似た
鮮やかなブルーのボディカラーがとてもカッコイイです
⑧ Oracle Red Bull Racing RB20(2024年)
F1 4連覇を目指す マックス・フェルスタッペンのマシンです
2026年からはフォード製のエンジンを搭載するので
今後のフェルスタッペンの去就が気になります
RA271から順に8台のF1マシンを見てきましたが
外観を見ると やたら大きなクルマになったな… と実感しました
先日行われたモナコGPでも思いましたが
あの市街地の狭いコースに これだけ大きくなったマシンでは
オーバーテイクするなんて無理ですね
結果 今年のモナコGPは非常につまらないレースでした
もっとゆっくり観ていたかったのですが 展示時間1時間は短すぎ…
博物館(コレクションホール)に展示されたF1マシンを観賞するのも良いですが
今回のように太陽の下 サーキットのスターティンググリッドに並べられたマシンは
エンジンを始動し走り出すのではないかという雰囲気があって とても良かったです
次の記念イベントは 5年後?または10年後かな?
新たにどんなマシンが並べられるのか楽しみです
今年は念願だったトライアル世界選手権を観戦でき
歴代のF1マシンも見られるなど 満足のEnjoy Hondaでした
来年はどのようなイベントが開催されるのか楽しみです